なごりを公開

その昔、「らのとりこ」というラーメンサイトをやっていました。
「名古屋ラーメンガイド」を名乗って2001年2月3日にスタート。20年前の話です。
その後、ブログ化してしばらく続き、2011年3月にとある事情で閉鎖しました。それもまた10年前の話です。
自前でMovableTypeを使ってブログ運営していたので、データはすべて取っていました。
ちなみにその10年の軌跡はこちらに。

www.eleking-nagoya.com
はてなブログで「ゴヤエレキングブログリターンズ」を始める際に、試しにはてなに「らのとりこ」のバックアップデータをインポートしてみました。
昔のデザインの復元まではできませんが、まずまず見られる感じにはなったのに満足してそのままにしてありました。
写真も一部は復元できていますが、店舗情報等はありません。
今日まで忘れていましたが、ふと思い出したのがサイト開設20周年の翌日ではないですか。
閉鎖してからもまる10年。
これを記念して、テスト的に公開することにしました。
古い情報でしかありませんが、検索も効きます。検索窓に当時の気になる店の名前でも入れてもらえばずらっと食レポが出てきます。
しばらくこのままにしておきます。遊んでみてください。

ラーメン 380円

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かなり久々。

店に入るとそこは昭和の世界。

いや、入る前からもう既に店の佇まいからしてその雰囲気を漂わせているか。

名古屋ラーメン界の至宝にして天然記念物。

近年はお歳を召したご主人夫婦の体調管理の側面からか、夏場は営業を中止している。

スープを一口、麻薬的な味わい。

麺の茹で具合、モヤシの炒め具合、焼豚のとろけ具合、すべてのバランスがドンピシャ。

年季が詰まった奇跡の380円。

シンプルな中華系のラーメンと云いたいところだが、実は名古屋にはちょっとコッテリした感じの残るこの手のタイプは数少ないのだ。

他のメニューも食べてみないとなあ。

味噌ちょもらん麺 790円

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ちょもらん麺グループの一店舗。

このCAFEの方には初訪。

栄ミナミの目抜き通り沿いのビルの2Fの明るいテラス風の店でOLさん風もチラホラ。

しかしラーメンはしっかりボリューミーながっつり系というミスマッチが面白い。

このグループはムニムニした食感の極太麺が独特だね。ようやっと慣れてきた。

席数は結構あるが、ランチタイムはなかなか盛況であった。

また来よう。

塩らーめん+ランチ丼 650円

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この店の顔である基本メニュー。

さっぱりながらもキレとコクのある味という印象は開業当時から変わらないのだけど、聞くとその頃とは材料から何からまるで別物という。

雑味がなくなっているなあとは感じるが、とにかくレベル高い味。

ランチのチャーシュー丼と合わせてお腹も満足。この価格で、というのがまた嬉しい。

油そば(倍盛)700円+きゃべつ50円+スープ50円

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昨年12月12日に開店。

初夏あたりに大津通り沿いの下前津あたりにOPENとの情報が流れたが、いろいろあって新堀川沿いのこの場所に決まった模様。

『真砂@東雲橋』の直近でもある。

油そば専門店とあるように、メニューにラーメンはない。つけめんもない。

卓上のラー油と酢をかけ回し麺とタレと混ぜ合わせ頂く。

王道の油そばスタイルだ。

昨今流行のまぜそばとは別タイプと認識したいもの。

今回はいろいろある中からトッピングにキャベツを選択。

寒かったので、スープもつけた。

油そば系は量的に不満が残る場合があるが、倍盛にしたこの量なら充分満足。

卓上の無料トッピング類を含めてもいろいろ味の調整が出来、好みのスタイルに出来る。

いや、なかなかうまい、と思いました。

柳麺 650円

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名駅での新年会終わり、待ち合わせがあったので伏見方面へふらふら。

ちょっとだけお腹に余裕があったのと、キビシイ寒さに後押しされるように「江南 柳橋本店」の閉店ぎりぎりに滑り込んだ。

豚骨鶏ガラのあっさりスープ。

それでも脂もしっかり浮いており、ずっしり感もあるんだな、これが。

ジワリうまい。

チャーシューが肉厚でなかなか食べ応えあり。

名古屋人が考える「シンプルなラーメン」を独自に進化させた老舗の味だ。

台湾まぜそば 大盛

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同系列の「あおい」でスタートしたまぜそばの人気が高く、ここ「一刻屋」でも提供するようになっていたが、それの台湾バージョン。

実は味噌らーめんを食べるつもりで訪れたのだが、新メニューとして目に飛び込んできたのですかさず注文。

マヨネーズやカレー粉等の無料トッピングもプレーンのまぜそば同様ついてくる。

うーん、台湾というならもう少し辛くてもいいかな。

元々ベースの汁が甘めだし魚粉もそこそこ効いてるので、辛ミンチとニラを加えただけではあまり「台湾ラーメン」ぽくならない。

とはいえ、まぜそばとしてはまずは満足できるレベルかな。