濃厚焼干しつけめん 塩 830円 + シャリ玉(チャーシュー)100円
3月19日OPEN。
『あっ晴れ』の可児、関、大府に続いての4店舗め。
これまでの店舗とは違い、つけめんをメニューの中心に据えた店ということで、いろんな仕掛けが施されている。
まず、関東の製麺所「浅草開花楼」のマニア系麺職人負死鳥カラス氏が新たに開発したという「ふへん者」という極太麺を使用。
そして、流行のベジポタ系スープにあごの焼干しを合わせたつけ汁。
さらに、仕上げの雑炊には「シャリ玉」と呼ぶライスボールを投入。その味には五つの種類があり、好みで味の変化が楽しめる。
等々。
これまでの『あっ晴れ』同様、ラッキーグループのパチンコ店併設(従来は『金龍ラーメン』)で、駐車場には事欠かない。
おすすめと書かれている濃厚焼干しつけめんの塩を選択。五種類のシャリ玉からはチャーシューを選ぶ。
さらにトッピングで『デカ唐』(鶏の唐揚げ)が気になったが、夕食後だったため遠慮した。
麺はキレイで喉越しも良く悪くない麺だが、際だった特徴は感じにくい。
対してそれをささえるつけ汁は思ったほどの濃厚さもなく少し物足りない。
塩と言われればそうかも、という感じだが、云われなければそうともわからない。
具材にはかなり不満が。メンマ一本にチャーシューの角切りが数個つけ汁に沈むのみ。
全部入りを頼まないとちゃんとした形の具材にお目にかかれないらしい。
丼はざるであげ底になっているので、麺量はデフォルトだとやや少なく感じる。
中華ごま団子のように、白ごまをまぶして軽く焼かれたシャリ玉はなかなか面白い試みかと思ったが、カリッとした食感は楽しめるものの雑炊としての馴染みは悪く、チョイスが悪かったかもしれないが味の変化も左程なく、さらにはやはり量が少ない。
冷めたつけ汁に焼き石を投入する「マグマ大石(たいし)」という試みも、大してつけ汁を熱くさせず(焼きが足りないし、そもそも最初からつけ汁がぬるい)、いろいろと不完全燃焼気味の感想となった。
せっかくの様々なエンタメ的要素をもっと芯の部分から磨きあげて欲しいと思う。
実はちょっと期待していたのだ。