豚角煮刀削麺+炒飯+コーヒー(ランチ)800円

一度、刀削麺というものを食べてみたいと思っていた。

とはいえ、熟練を要する技ゆえに、そんじょそこらでなかなか食べられるものではない様子。

名古屋ではしばらく前に池下のターミナル前に『刀削麺荘』があったが、訪れぬ間になくなってしまった。

万博でも日本ゾーンあたりでやっていたようだが、結局食べずじまい。最近では堀田の方に一軒あるというが未食。

そんなある日、会社のそばに「刀削麺」の文字を発見。『八龍』からほど近い新堀川沿いのビルの1Fに少し前からあったチャイニーズレストランがなくなって、『西安麺荘』という店になっており、どうも刀削麺がウリのようだ。

ランチをやっているようなので、今日になって入ってみた。

ランチは2種類。中華定食風のものと刀削麺と飯物の組み合わせ。当然後者を選ぶ。

刀削麺にも種類がいろいろあるようで、坦々麺風の辛いものしかイメージしていなかったのだが、豚角煮のせ、鶏肉細切れのせ、辛味の3種がランチにラインナップされている。

豚角煮を選んで、炒飯と組み合わせる。食後にコーヒーがつく模様。

カウンターに座ると、厨房の中でおもむろに始まる、麺帯じゃないな小麦粉の塊を中華包丁でそぐようにして釜の中に投げ入れる例のパフォーマンスがよく見える。

同時にグループが入店して注文を先に入れていたので少し待たねばならないかなと思っていたら、結構あっという間に丼が目の前に差し出された。

澄んだあっさり目の鶏中華スープに幅広でまちまちの太さの麺。刀削麺なんかほうとうみたいにコシがなく柔らかくて左程うまくないという話を聞きかじっていたのだが、なんのなんのモチッとしっかり噛み応えもあるおいしい麺だ。

小粒の豚角煮はしっかり八角を効かせた大陸風の味付け。シャッキリしたもやしとチンゲン菜が添えられる。

いや、なかなかイケるんじゃないの。

炒飯は普通。今度は他の飯物にしてみよう。

どっかで聴いたことある店名だなあ、と思っていたら、TVとかで見た記憶のある東京五反田にある刀削麺のお店と同じ名前。関係あるのかなあ。ロゴとかは微妙に違うみたいなんだけど。謎。